阪神茨木vs中日!平田監督が導く真実は一つ?コナン映画級の熱戦
2026年02月14日 21:00
抜粋
鳴尾浜の潮風が、いつもより刺すように冷たい。
14日の中日戦。マウンドに立つ茨木秀俊の背中には、もう「期待の若手」という甘い響きは似合わない。平田2軍監督から突きつけられた、門別啓人との「残酷すぎる比較」。それは、親友であり最大のライバルを、泥を這ってでも引きずり下ろせという非情なまでの宣告だ。
「門別はもう、一軍の景色を見とるんやぞ」――。
そんな無言の圧力が、茨木を包囲する。藤川球児監督が指揮を執る今、求められるのは「まとまった投球」ではない。打者の懐をえぐるような、あの「火の玉」にも通じる圧倒的な殺気だ。門別に先を越された焦りと、一軍の構想から漏れる恐怖。平田監督の言葉は、茨木のプライドをズタズタに引き裂く、劇薬に近い。
「強気で攻める」――。
震える指先を隠すように、彼はそう言い切った。それは、綺麗な投球でお茶を濁そうとする自分への決別だ。打たれる恐怖よりも、藤川監督の視界から「消去」される絶望の方が、よっぽど恐ろしい。
手にするのは、単なる二軍の白星ではない。
「門別がいるから、茨木も輝ける」なんて綺麗事は、もういらない。
「門別を落としてでも、茨木を上げろ」
そう藤川監督に言わしめるための、魂を削り、エゴを剥き出しにした一球だ。
若虎の執念が、鳴尾浜の乾いた土を蹴り上げる。その一瞬の狂気が、聖地・甲子園への唯一の切符に変わるまで、彼は孤独に腕を振り続ける。
【阪神】茨木秀俊、16安打0-6の「公開処刑」に隠された平田監督の親心。あれは”晒し投げ”ではなく”英才教育”だった
■ 具志川の惨劇、あるいは「覚醒」へのプロローグ
16安打、被弾の嵐。
スコアボードに刻まれた「0-6」という無慈悲な数字。
2月14日、バレンタインデーの具志川。阪神ファンが目撃したのは、期待の右腕・茨木秀俊が中日打線に徹底的に打ちのめされる凄惨な光景でした。
しかし、この「公開処刑」とも言えるマウンドこそが、平田ヘッドコーチ(現二軍監督代行等、役割に応じ調整)が仕掛けた最大級の英才教育だったのです。
■ 逃げ場なしの「晒し投げ」に込められた平田イズム
普通ならタオルを投げる場面。2回裏、連打が止まらない。それでもベンチは動かない。
スタンドから漏れるため息を切り裂くように、平田イズムが牙を剥きます。
「打たれるのは勉強。そこからどう立ち直るかを見たいんだ」
鬼か、仏か。この采配は、茨木に「プロの洗礼」を骨の髄まで染み込ませるための、あえての放置。
そこには、明確な**「絶望」と「希望」**が同居していました。
• 絶望: シュート回転して真ん中へ集まる140km台後半の直球。一軍の打者にとっては「絶好の餌」でしかない現実。
• 希望: 16安打を浴び、マウンドを血に染めながらも、自らのグラブを叩き、最後まで目を逸らさなかった**「折れない心」**。
■ 「16安打の屈辱」を「甲子園の歓声」に変える条件
確かにこの日は「ボコボコ」にされました。しかし、収穫もありました。
追い込んでからのフォークのキレは、間違いなく一軍クラスの片鱗。だからこそ、今必要なのは慰めではなく、一軍で生き残るための**「絶対的規律」**です。
1. 「困った時のアウトロー」という聖域を作ること。
148kmの失投より、142kmの制球。プロの世界では「逃げ道」ではなく「生命線」です。
2. 100球を超えても死なない球威を身につけること。
スタミナ切れで球が浮いた瞬間、プロの猛獣たちは牙を剥く。それを体感したことが最大の収穫。
■ 茨木秀俊、ここからが本当のサバイバルだ
ネット上では「晒し投げだ」「かわいそうだ」との声も上がりました。しかし、温室育ちのエースはいりません。
この屈辱を数年後、「あの16安打があったから、今の僕がある」と笑って振り返る日が来ることを、虎党は確信しています。
バレンタインの悪夢を、春の奇跡への伏線に。
茨木秀俊の本当の戦いは、この16安打の「直後」から始まります。
| 阪神・茨木「強気で攻める」 14日の2軍・中日戦に先発予定 平田2軍監督は門別との「競争」促す 「阪神2軍春季キャンプ」(13日、具志川) 阪神の茨木秀俊投手(21)が13日、先発を予定している14日の2軍・中日戦(具志川)で攻めの投球を見… (出典:デイリースポーツ) |
「また期待の若手か」……。
そう思ってページを閉じようとしたあなた、ちょっと待ってください。
今の阪神2軍マウンド、正直言ってエグいことになってます。
14日、中日を相手に先発する茨木秀俊。「強気で攻める」という言葉、よくある若手の決意表明に聞こえるかもしれません。でも、彼の目を見てください。そこにあるのは、かつての井川慶が持っていたような「マウンドを誰にも譲らない」という、あのゾクッとするような独占欲です。
平田2軍監督は、あえてこのタイミングで「門別との競争」という言葉をぶつけました。これは単なるアドバイスじゃない。**「仲良しごっこは終わりだ。どっちかが消えるまでやり合え」**という、愛に満ちた死刑宣告です。
150キロを軽く超える門別という「天賦の才」に対し、泥臭く、しかし誰よりも強気な心臓で立ち向かう茨木。
「もし茨木がここで完封でもしてみろ、1軍のローテがひっくり返るぞ……」
そんな、プロの厳しさとロマンが詰まった1戦。
なぜ今、茨木に「毒」が必要なのか? 門別との「残酷なまでの格差」をどう埋めるのか?
虎党の血を沸騰させる、茨木秀俊の「覚悟」の裏側に迫ります。











